【完】イケメン生徒会長は俺様!?

でも、昼休み。



美綺はチャイムが鳴ると同時に教室を出た。



そして中庭で二人、お弁当を食べていた。



美綺は楽しそうだった。


あたしは教室の窓から二人の様子を啓悟と二人で見ていた。



するとなにかに気付いた啓悟は、眉間にシワを寄せて教室を出て行った。


あたしは二人の様子をずっと見ていた。



すると、美綺は窓から見ているあたしに気付いて手を振った。



あたしも苦笑いして手を振り返した。



なんだか楽しそうだなぁ……あの二人。



二人を見ていて、そう思った。



しばらくすると、啓悟がカフェオレのパックを二つ持って教室に戻ってきた。



啓悟はカフェオレのパックを一つあたしに渡すと、パックを開けて飲み出した。



あたしもカフェオレのパックにストローを差して飲んだ。



カフェオレの甘さが、喉を通った。



……甘い。いつもよりそう感じた。



「はぁ…」



ため息をつくと自分の席に戻った。



美綺……アンタは本当にそれでいいの?



それで幸せなの?



それが、自分のためになるの?



色んなことを思った。



啓悟はあたしの頭をポンポンと撫でると、「あの二人なら大丈夫だよ」と言った。



「そうだよね……大丈夫、だよね」



「うん。大丈夫」



啓悟は頷くと、教室から出て行った。



ねー啓悟。……啓悟はどう思ってるの?



あの二人が……あのまま本当に上手くいくって思ってる?



生徒会長が……美綺を諦められるって思ってる?


美綺は今、新しい恋に動き出した所なんだ。



だからこのまま二人を優しく見守ってあげよう。


これが、あたしの一番の思い。



美綺には……幸せになって欲しいから。



だけど……自分を偽って手に入れた幸せなんて、本当の幸せなんて言えないんじゃないの?



美綺は生徒会長が好きなのに……その気持ちを偽ってまで付き合うなんて、変だよ…。