【完】イケメン生徒会長は俺様!?

美綺は高城誠人君って人と付き合い始めた。



……以外だった。



美綺はまだ、生徒会長のことが好きだって言ってた。



だからもう他の人とは付き合わないと思ってた。


だけど……学校へ行くと美綺が、高城君と楽しそうに話をしていた。



あたしはこの時、初めて二人が付き合っていることを知った。



美綺はなんだか楽しそうにしていた。



でも……やっぱりちょっと、悲しそうな顔をしていた。



やっぱり美綺は生徒会長がまだ好きなんだ。……そう思った。



するとチャイムが鳴った


美綺たちは手を振ってそれぞれの教室に戻った。


「美綺……彼氏出来たんだね」



あたしは苦笑いして美綺にそう言った。



「……あっ、うん」



美綺は頷くと、携帯を開いて誰かにメールを打ち始めた。



多分、彼氏だと思う。



メールを打ち終えた美綺は、ケータイを閉じて制服のポケットに入れた。


「これは……よく考えて出した答えだから」



美綺は小さく呟いた。



あたしはなにも言えずに、ただ俯いた。



「誠人はいい人だから、誠人となら……幸せになれるかなって思ったんだ」



なにも言わないあたしに、美綺は更に言葉を続けた。



そして軽く微笑んでケータイを出すと、またメールを打ち始めた。



「……良かったね。ガンバレ」



あたしは小さい声でそう言うと、前を向いた。



なんか、複雑だった。



美綺はまだ生徒会長が好きなのに……ほんとにこれでいいのかな?



あたし、いつかまたヨリを戻すんじゃないかって思ってた。



でも……違った。



美綺は生徒会長じゃなくて、高城君を選んだ。



でも美綺は大事な友達だから、美綺の恋を応援したい。



だから二人を温かく見守ってあげることにした。


でも、素直に喜べないのが事実だった。



もしかして美綺……生徒会長のこと忘れようとしてるのかな?



いや、そんな訳ないよね…。