【完】イケメン生徒会長は俺様!?

だけど……決して生徒会長を忘れようなんて思ってない。



もしあたしが誰かと付き合ったとしても……生徒会長を忘れることなんて、出来ないと思う。


だけど……また傷つくのが怖くて、生徒会長の元に戻れないだけなのかもしれない。



でも誠人君はいい人だし、優しい人だし……ピンチの時に守ってくれた。


あの時側に居てくれなかった生徒会長とは……全然違う。



やだ。……あたし、なにやってんだろう。



生徒会長と誠人君を比べちゃうなんて……サイテーだ。



比べちゃいけないのに…


だけど……あたしはまだ生徒会長が好きで、生徒会長だけを想っている。


戻りたいって気持ちと、また自分が傷つくって気持ちが混ざりあっていて……どうするべきなのか、どうしたいのか分からなくなった。



「……美綺?」



だけど……あたしもう、傷付くなんてもうやだ。


だから……誠人君と付き合うことにした。



誠人君とだったら……幸せになれるかもしれない


もしかしたら……生徒会長のことも忘れられるかもしれない。



……だから、誠人君と付き合う。



「誠人君…」



「……ん?」



「あのね……あたし、誠人君と付き合う」



「えっ?……本当に?」


「……うん」



あたしが頷くと、誠人君は嬉しそうな声を出した


それから少し会話をして電話を切った。



これで……良かったんだ


これで、良かったんだよ…。



あたし……生徒会長を傷付けたくないから、この決断をしたんだ。



この決断に……間違いなんてない。



あたしはそう思ってる。


ごめんね生徒会長…。



だけど、これは生徒会長を傷付けないための……一番いい選択なんです。


だから、こんなに無責任なあたしを……許してください。



だけど……あたしは生徒会長のことが好きです。


この気持ちに……ウソや偽りはありません。