【完】イケメン生徒会長は俺様!?

ごめんね美綺…。



そして美綺はその日……あたしに言った。



「茉衣……あたしね、生徒会長と別れたんだ…」


それを聞いたあたしは、なんて言えばいいか分からず、黙り込んでいた。


「生徒会長と別れれば、もう先輩たちになんもされなくて済むから……生徒会長を傷つけなくて済むから、だから別れた」


なんにも言わないあたしに、美綺はそう言った。


美綺は無理に笑顔を浮かべていた。



「美綺……大丈夫?」



あたしは無理矢理笑顔を作っていた美綺に問い掛けた。



「え?……なにが?」



「なんでさ……無理に笑おうとするの?」



美綺が辛い思いしてることを分かってたのに……つい、そんなことを言ってしまった。



なに、言ってんだろ…。


でも、気が付くと美綺は自然と涙を流していた。


「美綺……辛かったよね…」



あたしは美綺の背中を擦りながら言った。



「うん…」



美綺はなにも言わずに、ただ泣いていた。



あたしはそんな美綺を見ていることしか出来なかった。



「あたし……別れたく、ないよぉ…」



美綺は泣きながらあたしに言った。



あたしは黙っていることしか出来なかった。



なんて声をかけたらいいのか、分からなかった。


だけど……美綺は本当に生徒会長が好きなんだと思う。



だから、別れることにしたのかもしれない。



生徒会長を傷つけないためにも……自分自信が傷付かないためにも。


本当に、迷ってたんだと思う。



……別れるかどうか。



けど、その選択が間違ってるかどうかなんて、あたしには分からなかった


美綺が悩んで出した結論なら……それでいいのかなって思う。



けど、応援したい気持ちと複雑な思いが交差した


美綺……本当にごめん。


もう、それしか言ってあげることが出来なかった


あたしの思いが……美綺に伝わったかどうかは分からない。



けど……伝わっていて欲しいって思う。