【完】イケメン生徒会長は俺様!?

こいつは渋々俺に着いて来た。



俺は生徒会室の鍵を開けて、中に入った。



コイツも後に続いた。



コイツが入るのを確認すると、俺は生徒会室の鍵を閉めた。



ガチャッ



「えっ?!」



こいつは目を見開いて俺を見た。



「お前が森村?」



俺は女に視線を向けて言った。



「えっ?あっ、はい」



コイツは驚いた顔をした


まぁ、当たり前だろう。


今の俺は"素"だからな。


つまり、本当の俺。



さっきまでの優しい俺とは違う。



「あの…先生は?」



「来るわけねぇだろ?ウソなんだから」



俺はそれだけ言うと、ソファーに腰掛けた。



「えっ?……ウソ?」



コイツはドアの前から一歩も動こうとしない。



「そ、ウソ。……じゃないと、お前ここに来ねぇだろ?」



俺は本当の俺の姿でコイツを女にするって決めたんだ。



「えっ?あの…どういうことですか?」



コイツは状況を全く理解していないのか、戸惑っている。