【完】イケメン生徒会長は俺様!?

でも、相手は生徒会長。


必死に抵抗しても、男の人の力には敵う訳もなかった。



あたしはそのまま生徒会長に後ろから抱き締められた。



あたしは動けなかった。


どうしたらいいのか、分からなかった。



「やだっ……離して」



「やだ」



生徒会長は短く呟いて、あたしを更にギュッと抱き締めた。



そして言葉を発した。



「ごめんな美綺……辛い思いばっかさせて。守るって約束したのに、守ってあげられなくてごめん。……だから、こんな俺を許して欲しい」



生徒会長は悲しそうな声を出してあたしに言った


「離してよ……もう生徒会長の側に居るのがイヤなんだから」



あたしはついそんなことを言ってしまった。



「え?……なに言ってんだよ」



生徒会長は戸惑っていた


けど、今のあたしにはそんなこと関係なかった。


「生徒会長のせいで……こうなったんだよ…生徒会長のせいで……辛い目にあったんだよ」



「……ごめん」



「生徒会長はあたしが辛い目にあってて苦しい時。……側に居て欲しかった時、助けて欲しかった時、あたしの側になんか居なかったじゃん!!」


あたしは生徒会長にそんなことを言ってしまった


「うん……ごめん。悪かったと思ってる」



生徒会長はあたしから離れてそう言った。



「もういいよ。……生徒会長なんか大っ嫌い!」


あたしはそう言うと、生徒会長から背中を向けて走った。



ごめんね生徒会長……どうか、こんなあたしを許してください。



これは生徒会長のためでもあって……あたし自信のためでもあるんです。


これが、一番いい選択なんです。……これが、生徒会長を傷つけないための一番の方法なんです。……そして、あたし自信のためなんです。……これがお互いにとって一番いいんです。



だから生徒会長、こんなあたしを許してください…。



本当にごめんなさい。



あたし……生徒会長と別れます。



でも、生徒会長のことが本当に好きでした。