【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「美綺ちゃん……怪我してるよ」



「あ、うん……でも、対したことないから大丈夫」



美綺ちゃんは苦笑いして言った。



「そう?……ならいいんだけど…」



俺はそう言うと、美綺ちゃんと一緒に生徒会室に向かった。



「「…………」」



でもなにも言おうとしない俺たち。



というか話が見つからなくて、なにも言えない。


すると、先に沈黙を破ったのは美綺ちゃんだった


「あの……啓悟君」



美綺ちゃんは俯いて呟いた。



「……ん?」



「……あたし、どうしたらいいのか分かんない」


美綺ちゃんは不安そうな声を出した。



「……え?」



「あたし……流二の彼女なのに、なんでイロイロ言われなきゃいけないのかな?……なんで、あたしなのかな?」



美綺ちゃんはそう言うと、俺の制服の裾をギュッと掴んだ。



俺はなにも言うことが出来なかった。



なにも言ってあげることが出来なかった。



美綺ちゃんが辛い思いしてるのに、なにも言えない俺がムカついた。



「……なんかごめんね?気にしないで…」



美綺ちゃんはそう言うと一人生徒会室まで歩いた


俺は美綺ちゃんの後を着いて行くことしか出来なかった。



生徒会室の前まで着くと、美綺ちゃんは立ち止まってドアを眺めていた。


多分、入るのをためらっているんだろうと思う。


美綺ちゃんはドアを開けようとはせず、ただジッと見つめていた。



「……入らないの?」



俺がそう言うと、美綺ちゃんはゆっくり振り返って答えた。



「どういう顔して入ったらいいのか……分かんなくて」



「そっか……じゃあ、俺が先に行くから」



俺はそう言うと、生徒会室のドアを開けて中に入った。



美綺ちゃんも後に続いて中へと入った。



「おう。啓悟」



流二は小さく声を出して、俺たちを見た。



流二も……元気ねぇな。


なんか、気まずい…。