【完】イケメン生徒会長は俺様!?

この状況はまるで恋人同士。



アイツ……一体何者なんだよ。



美綺ちゃんのこと守ってやりたいんだけど……あの男が側に居るから、どうしたらいいのか分からない。



するとその時―――



「ありがとう高城君。助けてくれて」



……高城?



誰だよ……それ。



美綺ちゃんは笑顔をニコッと浮かべていた。



「いや……美綺が元気になってくれたなら、それでいいんだ」



と、高城と言う男は言った。



しかも美綺ちゃんのこと呼び捨て…。



「あの、高城君は……なんであたしのこと助けてくれたの?」



美綺ちゃんはその男にそう聞いていた。



「……なんでって?」



「だって……「好きな女の子を助けるのは当たり前でしょ?」



高城って男は美綺ちゃんを見つめてそう言った。


「……え?」



美綺ちゃんは少し戸惑っているようだった。



「俺……美綺のこと好きだよ」



高城って男は美綺ちゃんにそう言った。



「え?あの、えっと、その……「美綺に彼氏いるのは知ってる。……けど、俺は諦めるつもりないから」



その男はそう言うと、こっちに向かってきた。



俺はヤバいと思い、咄嗟に身を隠した。



高城って男は美綺ちゃんを軽く見つめると、階段を降りて行った。



俺は身を隠していた隙間から体を出して、何事もなかったように美綺ちゃんの元へと向かった。



「美綺ちゃん、なにしてるの?」



俺がそう言うと、美綺ちゃんは肩を跳ね上がらせて俺を見た。



「け、啓悟君…」



「どうしたの?なんかあった?」



「え?あ、ううん。なんでもない」



美綺ちゃんはそう言って苦笑いした。



「美綺ちゃん、大丈夫?」



俺は美綺ちゃんの顔を覗き込んで言った。



「うん。……大丈夫。ごめんね」



美綺ちゃんは曇った顔で俺にそう言った。



俺はそんな美綺ちゃんを見るのが辛くなって、咄嗟に美綺ちゃんから目を反らした。