【完】イケメン生徒会長は俺様!?

だけど、さっきのキスはとても優しかった。



なんか温かかった。



心が籠ってた気がした。


なんでだろう…。



生徒会長が、生徒会長じゃないような気がした。


今思えば、あたしはこの時から気付き始めていたのかもしれない。……自分の本当の気持ちに。



だから……こんな気持ちになるのかもしれない。


あたし……もう誰も好きにならないって決めたのに…。



あんな辛い過去を持ったあたしに……人を好きになる資格なんかないんだ…。



いつまでも、過去のことを忘れられないでいる自分が……すごく悔しい。


だから、早く忘れたい。


だけど……忘れられないんだ。



忘れたくても……忘れられないんだ。



まだ、あのことが頭から離れなくて……どうしようもないんだ。



忘れたいのに忘れられないくらい、辛い過去を持ったあたし。



その過去が……あたしの頭の中を埋め尽くして、離れない。



あたしはもう……この現実から逃げることは出来ないんだ。



受け止めていくことでしか……前に進めないんだ


……受け止めていかなきゃ、前に進むことが出来ないんだ。



だけど、自分でも思う。


あのことを忘れられたら……どれだけ良いか。



どれだけ、楽になるか。


……だけど、前に進むにはこの現実を受け止めていかなきゃいけないんだ…。



例え、どんなに辛くても…。



どんなに苦しくても…。


前に進むためには……忘れなきゃいけないんだ。


だけど、いくら忘れようとしても……忘れられなくて…。



いつも思うんだ。



あたしは……すごく惨めだって。



他の人から見ても、あたしはすごく情けない。



……すごく惨めだ。



そんなこと……自分が一番分かってる。



イヤになるくらい、分かってる。



だけど……誰かに同情して欲しいって気持ちが出てきて、あたしを狂わせるんだ。



その気持ちが、あたしをおかしくするんだ。