【完】イケメン生徒会長は俺様!?

今までに持ったことのない感情が出て来る。



俺、さっきから変だ…。


「それってもしかして…お前が探してたいい女なんじゃねーのーっ?」



いきなり、同じ生徒会のメンバーの三嶋啓悟が俺に向かってそう言ってきた。



「はぁ?なんだよ。いきなり」



あの女が…いい女?



そうは見えなかったけどな…。



まぁ確かに、可愛いといや可愛いけど…。



「もしかして、森村さんのこと考えてる?」



啓悟はニヤッと笑いそう言った。



「はぁ?……誰だよ。森村って」



「さっきお前が見とれてた女」



啓悟はニヤニヤしながらそう言ってきた。



「なっ!べ、別に見とれてなんかねぇよっ!」



「ムキになってる所が怪しいな」



啓悟は俺を見てニヤッとうと、生徒会室を出て行った。



「何なんだよアイツ…意味分かんねぇ」



あっ、自己紹介遅れたな。俺はこの学校の生徒会長の雨宮流二。



表はいい雰囲気を出してるけど、あれは本当の俺じゃない。



本当の俺は―――



まぁ、その内分かるさ。