【完】イケメン生徒会長は俺様!?

「……生徒会長、無理してませんか?」



気が付くと、あたしは無意識のうちにそんな言葉を言っていた。



生徒会長は振り返ってあたしを見た。



「なんだよ。……急に」


生徒会長は平気な顔で言った。



「……生徒会長は、なんでそこまで頑張るんですか?」



「え?」



「毎日遅くまで仕事してるのに……疲れてるハズなのに、なんで無理するんですか?なんで、そこまで頑張るんですか?」


あたしはそんな言葉を吐き捨てた。



「…………」



生徒会長はなんにも言わずに黙々と仕事を始めた


「生徒会長。……あたし、そんな生徒会長見たくありません」



あたしにはそう言うと、黙り込んだ。



あたし……なに言ってんだろ。



こんなことしても意味のないことくらい……自分でも分かってるのに。



……バカみたい。



すると、生徒会長があたしに近付いてきた。



次の瞬間―――



バンッ!!



「きゃっ…」



あたしは腕を掴まれてドアに押し付けられた。



「お前に……俺のなにが分かんだよ」



そう言った生徒会長の顔は、すごく怖かった。



「え、えっと……その」


どうしよう……言葉が出ない。



「俺の気持ちも分かんねぇくせに……何言ってんだよ。お前」



生徒会長は低い声を出してそう言った。



「え、えっと……ごめんな……んっ」



その瞬間、あたしは生徒会長に唇を塞がれて言葉を遮られた。



でも、すぐに離れた。



「少し黙ってろ。……俺の心配はしなくていいから」



生徒会長はそう言って、また仕事をやり始めた。


あたしはなにも出来なくて、ただそこに立ち尽くしているだけだった。



バカだなあたし……生徒会長のこと怒らせちゃった。



なにやってんだろ、あたし。



なぜか、目頭が急に熱くなった。



視界がぼやける。



「ヒックッ…」



ごめんね、生徒会長…。