『書いてないじゃないか。やらない…のか?』



書いてないなんて、桑先には気の毒な事をしたかもしれない。
あんな笑顔を、してくれたのだから。




『なんか…ごめん。ききたい事があんだ!』


俺は桑先に言う。



『何だ?』


桑先は普通に戻り、俺にきいた。



『どうして俺なんかに、あいつらも桑先も、監督になってほしいって思ったんだ?』







俺がきくと、
少したって桑先は話しだした。