よりをもどした日から、あいつへ自分からはメールを送らなくなった。


俺は勝手だと思う。



でも俺は、あいつを傷つけるのだけは、もう嫌だった。






それから数日して、あいつはいつもと変わらない様子で、

[ 良かったら、朗も皆と一緒に映画行かない? ]


と、メールをくれた。



俺は、

[ 多分行ける。 ]


と、こたえた。