猫が生まれた日

君に優しくするのはやめた

優しさを生まない優しさは
あたしをすり減らすから

かわりに違う誰かに優しさを
そして優しさの連鎖を生もう

誰かを介してでも
それだとわからないくらいに
沢山の優しさを介してでも
君に優しさを届けられるように



もしもまた
あたしが君に優しくするとしたら

たとえば君の味方が
誰ひとりいなくなったとき

あたしが君を抱き締めてあげる

そんな未来はこないだろうけれど

その孤独だけは取り除いてあげる

あたしがその時
違う誰かを愛していても

君を、愛していなくても