このにくいひとを
なんとか傷つけてやりたいと。

ひとは時に
そのために言葉を尽くすのです。

冷静さを欠いたこころと
冷静さを増したあたまが。

自分の知りうる
最も醜い言葉を選び
自分の作りうる
最も鋭利な文章を生みだすのです。

あたしに渾身の作品を
投げつけたあのひとは。

いま、どんなきもちでいるのでしょう。