「未波!分かるか?俺だっ! よかっ…た…未波…」 俺の目から涙が溢れ出した。 桃花ちゃんも泣き出した。 だけど未波は顔色1つ変えず、ただ天井を見つめていた。 その姿はまるで、人形のように思えた… そこへ医師が駆けつけ、声をかけた。 「早川さん?分かりますか? ここは病院です。分かるなら頷いて下さい。」 そう言うと未波は小さく頷いた。 無表情のまま… この日から、 未波に表情がなくなった。 笑わなくなったんだ…。