私が私じゃ無くなってく。 ソレの回数はだんだん増えて、だんだんなれてきて、普通のこととなってしまった。 汚された…そう想った。 世界がモノクロになってく。 「綺羅?あんた本当に大丈夫?」 「……大丈夫…避妊……してるから……」 「そーゆう問題じゃないし。」 唯一私を心配してくれたのは、麻那だけ。 むしろ知ってるのは麻那だけのはずだった… 「あら、山川さん。中村はどう?優しくシてくれる?」 「…え……?」 どういう事?