最後のライブは、
まあ、
終わって、
打ち上げをしようと、
ギターさんのうちに十数名集まった。
どれが誰やら、
3分の一は分らないけど。
そのうち、
盛り上がって、
個々で話が始まった。
そんなとき。
その年長ギターさんと洋ちゃんが先に消えたかな?
鶴だったかな?
まあ、
いつの間にか消えてた。
便所って、
リビングに出ると、
ギターさんがいて、
「今外。いろいろ話してる。」
そう言って、
俺とギターさんで話してた。
あまり何話したかも覚えてない。
記憶ってのは、
こうも曖昧だ。
なのに、
感情だけは鮮明で、
憎しみ怒りほど多く残り、
後悔はいつまでも居座ってしまう。
どうしてか、
俺の外に出て、
話を聞いた。
まあ、
雨が降っていて、
12月の頭。
寒い。
なのに洋ちゃんはノースリーブのライブ衣装のまま。
俺は場を後にした。
俺事態その空間に必要なかった。
俺は部外者。
なんだかんだいって、
後は二人の問題。
首を突っ込んで、
抜けなくなったのは俺。
まあ、
間抜けな姿が想像できるだろうよ。
そんなため息とともに、
宴会場に戻った。

