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「…で…,ここは?」
「酒場よ酒場!!なぁに?来たことないわけ?」
レイとティファは酒場にいた。
まだ日中にも関わらず酒場はそれなりの人で賑わっていた。
「ここはお昼からやってるからお気に入りなの」
そう笑顔で言いながら,ティファは慣れた様子で二人分の飲み物を注文する。
「適当でいいわよね?これが一番のおすすめだからッ」
そう言ってピンク色の飲み物が入ったグラスをレイの前に置いた。
「かんぱーい」
レイのグラスに自分のグラスを当てると,ティファはグラスの中身を一気に飲み干した。
その容姿からは想像できないようなあまりの飲みっぷりに驚いているレイに,ティファが唐突に話をふった。
「リリーナから聞いたんでしょ?ディアスの前の恋人のはなし」


