「なるべく軽いものにしてもらったから。」 そう言ってにっこり微笑んだ。 「じゃあ何かあったら,部屋の外に護衛の兵をつけておくから彼に言ってね」 そう言うとリリーナはディアスの手を引いて部屋を後にした。 ひとり部屋に残されたレイは再びベッドに横になった。 「今夜にでもここを出よう…」 異世界の人間は不幸の象徴…長い間ここにいれば情が生まれる。そうなってから嫌われるのはあまりにも辛い… レイは再び目を閉じた…