―――― 「みんな無事かッ」 急いで城内に戻ったディアスは城の人間に声をかけながら国王のいる部屋へ向かった。 「ご無事ですか?」 乱暴に扉を開けて中へ入るとジルバはひとり椅子に座っていた。 「きたか…」 「ええ。おそらくはダークネス。本気でこの国を潰しにきたんだ… とりあえず部屋の中と外に護衛を置いていきます。くれぐれも,お気をつけて」 そう言うとディアスは部屋を後にする。 その足で真っ直ぐ司令室へ向かった。