耳を塞ぎたくなるような爆音と共に地面が揺れた。 「何だっ!?」 ふたり同時に音のした方向を見る。 と,そこには巨大な飛行船が浮かんでいた。 飛行船は城に向かって砲撃していた。 「あれは…ダークネスの戦艦?どうして…」 次の瞬間レイは全てを理解した。 「私は…おとりか」 自分は組織に信用されていなかったのだ。 レイは呆然と空を見上げその場に立ち尽くしていた。