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「音がやんだ…」



独房の中に先ほどまで響いていた爆音や銃声がほとんど聞こえなくなった。



戦いが終わった…決着がついたのだろう。



レイはそんな事はどうでもよかった。



どちらにしろ自分は死ぬのだ。それが戦であれ処刑であれ大した違いではない。



その時,カツンカツンとこちらへ向かってくる足音が聞こえた。



足音から考えるとおそらくひとりだろう。



ついにその時がきたか…



すでに覚悟が決まっていたレイは思いのほか落ち着いていた。



…そこに立つ人物を見るまでは…














「ディアス…」