美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 「ユイ! 帰ろ~!」
 部活の友人達です。

 「うん、今行く!」
 と、返事をして、体育館を出ようとした時、ユイに思いがけない声が掛けられました。


 「あのッ!」

 思いがけない声の主は、美幸という娘でした。


 「へ? 私!?」

 「ええ」
 クラスのマドンナであり、頭も良いという娘です。


 「へ?…マジ? え、なんでなんで?」
 ユイは当惑してしまいます。 自分とは対照的な、パーフェクト美少女が、息を弾ませて、何故か少し頬を染めて、自分を見つめているからです。


 「…あの…。バ、バレー、お上手ですねッ!」

 「ど、どうも」
 相手もまた、恥かしそうにユイを見つめていました。


 「…それで……と、突然ですけど、い、一緒に帰りませんか?」


 「へ? あ、あのぉ…」

………

 「私と付き合ってください!」

 「…へ? マジですか?」

 「はい! まず、お茶しましょう!」


 「え…ええぇッ!!」