見えない弾力と述べたものこそが、光球エネルギーでした。
ユイは五本の指に(イグニスは口に)力を込め、それを握り潰そうとしているワケです。
しかし……
それは6000℃。長時間それに晒されればイグニス自身が焦がされ、溶かされてゆく温度です!
そんな壮絶な状況下にあって、
「イグニス…! がんばって」
と、ユイはまるで仔犬の頭でも撫でるような声色で、そう励ましました。
「私も頑張るから…!!」
イグニスはこのとき、人というものを理解したのだと、私は思います。
彼は燃えて溶けゆく自身の身体に恐怖とか痛みを感じる事はありませんでした。 ただそうして死線を跨いだそのときに、思ったのでしょう。
少女の中に次の世代の輝きを見たのでしょう。
【…―は母になるために生まれたのだ。そして少年はそれを守るた―…】
――その瞬間!
ユイの左手の上に乗っている直径1キロを超える光球が、無数の火線とプラズマを噴出して縮んでいったのです!
ユイは五本の指に(イグニスは口に)力を込め、それを握り潰そうとしているワケです。
しかし……
それは6000℃。長時間それに晒されればイグニス自身が焦がされ、溶かされてゆく温度です!
そんな壮絶な状況下にあって、
「イグニス…! がんばって」
と、ユイはまるで仔犬の頭でも撫でるような声色で、そう励ましました。
「私も頑張るから…!!」
イグニスはこのとき、人というものを理解したのだと、私は思います。
彼は燃えて溶けゆく自身の身体に恐怖とか痛みを感じる事はありませんでした。 ただそうして死線を跨いだそのときに、思ったのでしょう。
少女の中に次の世代の輝きを見たのでしょう。
【…―は母になるために生まれたのだ。そして少年はそれを守るた―…】
――その瞬間!
ユイの左手の上に乗っている直径1キロを超える光球が、無数の火線とプラズマを噴出して縮んでいったのです!


