美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 「うるせぇ…テメェは俺を怒らせた…!!」
 イグニスは一喝しました!

――が、しかし…
それは無謀なものでした…!


 なぜならば、この最大火力でも数百匹を仕留めるのが限界なのは、誰からも明らかだったからです!

 その言葉がいかに竜一を動揺させようと、精神論は抜きにして、現状において万に一つの勝機もないのです!
 

 「どうするつもりだ?」
 と、課長は言いましたが、その通り。

 一体、どうしようというのでしょう…!?
 

 
 「そうか……。 ユイ姉ちゃんのために…」
 “それ”を初めに感じ取ったのは、遠く、達也少年でした。
 「ありがとう、イグニス…」
 達也は、とうに就寝時間を迎えた暗い病室のベッドの上、彼自身、理由の分からない涙を流していました。
 彼はお気に入りの、赤のティラノサウルスの縫いぐるみを、今一度、強く抱き寄せてその涙を吸わせました。
 「ありがとう……」