美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 「君は光だ! “だから勝てない”! 勝てるはずがない!」 


――“だから勝てない”!?

 「………っ…!!」
 このときユイを支配したのは紛れもない恐怖でした。十数万の竜が持つ、数百万の牙が自分を殺そうとしている……と。あの長い牙が腹部に刺されば、どんな痛みが走るのか。腕を引き千切られる感覚はどんなものなのか。
 
 ユイは一瞬たじろぎ、瞳を閉じてしまいました。

 
 ……… 

 彼の言うように…
 まるで世界中の悪意が全ての毛穴から侵入してくるようでした。世界中の無思慮が彼女を凍死させようとしていました。
 

 「…けど……」


 ――けれど 
 ――けれど!
 
 ―― !!! 

 
 「黙れ……
 アナタは人間を侮辱した…!!」


 けれど、少女は再び瞳を開いたのです!