美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 「ってことは……!?」
 
 男性の親指は、5~6cm。
 5万フィートは、約1万5000m。
 腕の長さを1mとして概算すれば、相似比から……
 
 「まさか……裕に1キロを超えてやがる!!」
 これが男の若さなのか、Lは一人、闘いの興奮に身を震わせていました。
 「やれる! これなら!! ですよね、課長!?」
 
 「温度は?」課長は抑揚を殺し、訊ねます。
 「約……」Kは総合観測装置のレンズを炎球へと向けました。8課専用のこのデジタル・スコープには放射温度計も併備されてはいますが――
 「3000k以上…としか……! この距離での観測は……」
 Kはモニターに首を振ります。
 
 「3000k(ケルビン)!? すげぇ!」Lは心の向くままに手近のフェンスを叩きました! さらに――
 「光球、さらに巨大化!」とQ。

 この瞬間、三人は……

 ―― 『勝利』
 という、二文字に頭を占有されていました。
  
 いえ、しかし。 
 
 「どちらにしても…ダメだ……」
 と、課長だけは首を振ったのでした…!