美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 「私は愛の戦士! 貴方に無い“もう一つの力”を持ってる!」


 『イグニス』とシンクロしてか、ユイの瞳が赤く燃え出すと、彼女は迷いもなく『雷竜』の群れへ突進していくのでした!

 「とぅ!!」

 そんな古典的な滑稽な飛翔は……そう。
 幼少期に信じた『愛』と『勇気』を友にするヒーローの姿そのものだったのです!!



 
 「いけ!!」と竜一が言うより早く、『雷竜もどき』達は、狂気じみた攻勢に打って出ていました!
 百の単位で『イグニス』へと襲いかかってきます!


 ――が!!


 「強い!!」
 課長は驚愕しました!

 『イグニス』とユイは、数百の雷竜を蹴散らしていったのです!
 “ザコ”だと言わんばかりに薙払って、一直線に本丸である竜一を目指し、ぐんぐんと上昇していくのです!


 「すごい……なんて力…!」

 「…そ、そうか!」
 「EPD能力の強さは感情の大きさだった!」
 Lは身を震わせています。
 「それは“体積”!」


 一方、Qは少女の健気と清純に、知らずに涙を溢れさせていました。涙の中で頷きます。

 「なるほど…南の言う『悲しみ』、『怒り』、『憎しみ』が――」


 「あぁ、三次元的な広がりだとしたら――」
 と、L。


 「そうよ! それに『愛』を加えたなら“4元ベクトル”成す!」
 Kもまた溢れ出す涙を抑えられません。
 「四次元の“体積”は…∞(無限)!!」


 「そう! だから、四次元を成すユイちゃんは……」
 とLがいうのに合わせ三人は思わず声を合わせます。


 「無敵ッ!!!」


――無敵!!――