美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 『太陽王の腕輪』が砕けると変身は解け、ユイは制服姿に戻ってしまいました……


 あとに残ったのは…そう、
 半壊した無音の渋谷のビル群と、看護婦と、ばら撒かれた心の転送装置(携帯電話)と若者達の肉と、空を覆う新種の生命体の群れと、抗う術すら無い圧倒的な『悪意』と…
 そして中学生の少女だけだったのです……


 沈黙…

 数百年後、この竜たちが死滅すれば、悪意の無い人間が生まれるのでしょうか。
 たとえそれでも……今の世界は確実に滅びます。

 しかし、我々にできる事は何もありません……。

 南竜一の言う通り『悪意』が人間の本質ならば、人間である我々がそれを倒す術など……


 長い沈黙が続きました。


 「…終わりだね。さぁ、おいで。 美奈子さんも、ユイちゃん」
 

 「『悪夢』に過ぎない、こんな世界には別れを告げよう。 君も、分かったはず―――」

 と、竜一が言おうとしたときでした!
 少女ははそれを遮ったのです…!!
 誰もが予想だにはしない形で…!!



 「言いたい事は、それだけか……!!?」

 少女は言い放ちました――!!