いくら戦闘機でも、あの数の巨大生物の群れに対しては無力です。
けれども……
「それでもよ! それでも…!」
そんな冷静を否定したのは、意外にも麻衣でした。
「ワタシだって、一太刀でも浴びせてやりたいわよ!」
私の娘を痛めつけて…!
と感情を顕にするのは踏み止まりつつも、彼女の中では愚かな少年への哀れみではなく、怒りが渦巻いていたのです。
誰もそれに対し、有無を言うことはありませんでした。少年の心象を追ってきた我々はともかく、この世界に生きる人々にとっては、やはり少年は悪でしかなかったからです……。
「…やっぱりです。」
Kは静かに言いました。諦念と言えば、そうでしょう。
「課長の言うとおり、百里基地から3機のF-15J/Eがスクランブルだそうで…」
「15Eだと? ありえない」
「公には存在しない対地爆撃装備で消し去っちまおうって魂胆なんだな…」
………
けれども……
「それでもよ! それでも…!」
そんな冷静を否定したのは、意外にも麻衣でした。
「ワタシだって、一太刀でも浴びせてやりたいわよ!」
私の娘を痛めつけて…!
と感情を顕にするのは踏み止まりつつも、彼女の中では愚かな少年への哀れみではなく、怒りが渦巻いていたのです。
誰もそれに対し、有無を言うことはありませんでした。少年の心象を追ってきた我々はともかく、この世界に生きる人々にとっては、やはり少年は悪でしかなかったからです……。
「…やっぱりです。」
Kは静かに言いました。諦念と言えば、そうでしょう。
「課長の言うとおり、百里基地から3機のF-15J/Eがスクランブルだそうで…」
「15Eだと? ありえない」
「公には存在しない対地爆撃装備で消し去っちまおうって魂胆なんだな…」
………


