「悪くなんかないよ。 分かるよ、怖かったんだよね」
「そうなの…」
美奈子はコンクリートに膝を着いて、両手で顔を覆います。
「そうなの… ただ、怖くて…。暴力をふるうの…! 母さんと私は丸くなって癇癪が収まるのを待つの…! 怖くて… 悲しくて……」
「いいんだよ、気にしないで」
竜一は畳みかけようというのです。
「おいで、美奈子さん。 もう一度、“繋がりたいんだ”」
【美奈…こ おちツ…ケ… ニュウリョク……ヲ】
―― 孤軍奮闘!――
この間、『雷竜もどき』の群れの攻撃を防いでいたのは、『闇竜』と『炎竜』でした。
主と乖離させられた二匹は、同時にその責務からも開放させられたわけですが、気高き生命が持つ人格として、義から脱却する事は自らの中で咎められていたのでしょう。
遥か昔に消失した生命体。その一個体としての判断でした。
……しかし、主との分断は同時にエネルギー源の断絶でもあったのです!
「そうなの…」
美奈子はコンクリートに膝を着いて、両手で顔を覆います。
「そうなの… ただ、怖くて…。暴力をふるうの…! 母さんと私は丸くなって癇癪が収まるのを待つの…! 怖くて… 悲しくて……」
「いいんだよ、気にしないで」
竜一は畳みかけようというのです。
「おいで、美奈子さん。 もう一度、“繋がりたいんだ”」
【美奈…こ おちツ…ケ… ニュウリョク……ヲ】
―― 孤軍奮闘!――
この間、『雷竜もどき』の群れの攻撃を防いでいたのは、『闇竜』と『炎竜』でした。
主と乖離させられた二匹は、同時にその責務からも開放させられたわけですが、気高き生命が持つ人格として、義から脱却する事は自らの中で咎められていたのでしょう。
遥か昔に消失した生命体。その一個体としての判断でした。
……しかし、主との分断は同時にエネルギー源の断絶でもあったのです!


