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爆発はまた、ユイと美奈子をも吹き飛ばしていました。
美奈子は中空に投げ飛ばされたユイを抱き止めようとしましたが、その勢いを殺しきれず、共々、半壊したカフェに突っ込んだのでした。
一瞬は意識を失った美奈子ですが、
「ユイちゃん!?」
と、すぐさまユイの肩を揺すります。
「ユイちゃん、目を開けて!」
「………う…い、痛てて…」 ユイはまだ、生きていました。
「うん、だいじょうぶ」
「ほ、ほんと?」
美奈子は面食らいます。
「だいじょうぶだよ」
ユイはそう言ってゆっくりと微笑んだ後、一転して今度は瞳を震えさせました。
そして、それから
「…せ、先輩は?」
と声を落としました。


