美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 「無様だよ、それは!!」
 竜一は少女の顔を掴むと、自分の“未練”を断ち切るように魔力を集中させました!
 

 ―― しかしッ!!

 【オラッ!!】
 張本人のユイだけは、一切の怯えも迷いもありませんでした!

 【オラオラオラオラオラッ!!!】

 顔面を鷲掴みされ、ライトニングの魔法を、直撃どころか、直接喰らっているにも構わず、ユイは左手一本で竜一の腹を目がけ無数のパンチを繰り出します!


 強烈な電圧!
 流れ込む電流!
 灼熱のスパーク!

 それでも…
 【オラオラオラオラオラオラオラオ―――………
 『アポロンの娘』は怯む事は無かったのです! 


 ―――
 
 男の戦いが、大義とか、英雄心とか、己の武功に支えられているとするならば、少女のそれは何だったのでしょう…?

 たぶん、ただ…。ただ、その少女は…
 好きな男の子を更生させたかっただけなのだと思います。

 そして、一緒に生きていきたい、と。

 だって、それでも彼女は
 彼のことが好きなのですから……