ヨロヨロとユイ(『ドラグーン・オブ・ザ・サン』)が上空へと到達するのを待たず……
「…ッ!!」
竜一(『ドラグーン・オブ・ザ・ライトニング』)の落雷が襲いました!
「…ぅぐ……!!」
声にならない抑えた悲痛を漏らして、ユイは精一杯にそれを防御しました。
しかし竜一にとっては、その魔法は“静電気”のようなものに過ぎずませんでした。
だからこそ、そんな牽制のジャブにすら抗力を持たぬユイの姿は、竜一を憤らせたのです……!
「それは……惨め過ぎる!!」
と彼は叫びました。
闘い…
というにはあまりにも一方的な“弄り”でした。
「無理よ… は、半身が麻痺してるんだから……」
美奈子は、地上からそれを仰ぎ見る事しかできなかったのです。
一方、Lの居るビルの屋上(つまり遠方の闘いの全景を見れるところ)に、遅れて到着した裕とQ、そして麻衣の姿がありました。
彼等が到着したとき既に、課長はその場に鎮座し、闘いの趨勢を見守っていました。
指揮車にいて何ができるというわけでもないからですが、EPD能力の監視者の代表たる彼のその姿は、大人達の無力感を如実に伝えるものでした。
屋上のエレベーターの扉が開くや否や、
「状況は!?」
と裕は並々ならならぬ血相で叫びました。
「…ッ!!」
竜一(『ドラグーン・オブ・ザ・ライトニング』)の落雷が襲いました!
「…ぅぐ……!!」
声にならない抑えた悲痛を漏らして、ユイは精一杯にそれを防御しました。
しかし竜一にとっては、その魔法は“静電気”のようなものに過ぎずませんでした。
だからこそ、そんな牽制のジャブにすら抗力を持たぬユイの姿は、竜一を憤らせたのです……!
「それは……惨め過ぎる!!」
と彼は叫びました。
闘い…
というにはあまりにも一方的な“弄り”でした。
「無理よ… は、半身が麻痺してるんだから……」
美奈子は、地上からそれを仰ぎ見る事しかできなかったのです。
一方、Lの居るビルの屋上(つまり遠方の闘いの全景を見れるところ)に、遅れて到着した裕とQ、そして麻衣の姿がありました。
彼等が到着したとき既に、課長はその場に鎮座し、闘いの趨勢を見守っていました。
指揮車にいて何ができるというわけでもないからですが、EPD能力の監視者の代表たる彼のその姿は、大人達の無力感を如実に伝えるものでした。
屋上のエレベーターの扉が開くや否や、
「状況は!?」
と裕は並々ならならぬ血相で叫びました。


