美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 (…悪の化身…炎……炎っ!? …でも皆には見えないハズ…!)


 「どうして知ってるんですか!!?」
 

 しかし竜一は視線をユイに合わせはしません。病室には夏の夕日が差し込んでいます。どこかで蝉が激しく鳴いていました。
 
 また、美奈子は『闇竜』の耳を使って部屋の外から、その遣り取りを聞いていました。けれど、彼女はどうしても二人の邪魔をする気になれなかったのです。


 ユイにとって残酷な告白であるに違いないのですが、
――美奈子は、ユイが本当に南竜一に片想いをしている事は瞬時に理解しても尚――
それはまた少女の人生の一部であるべきだともおもえたのです。