美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 …と、数分もしないで、さきほどの女子バレー部の部長がユイの病室から現れました。

 「え? どうしたの? 竜一君と一緒に帰らないの?」


 「あ、私先に帰りますんで」悪戯っぽく彼女は笑いました。 「あの、出来たらあと5分ぐらいは部屋に入らないであげてくれますか?」

 美奈子は首を傾げて、次の言葉を促します。

 「だから、邪魔になってしまうからですよ!」

 (邪魔?)と美奈子が心の中で反芻したのを、あたかも聞いていたかのように、少女はドラマか何かのワザとらしい“やれやれのポーズ”を真似し首をブンブンと振って
 「そうですよ~。まったく世話が焼けますわ」と言いました。


 (ああそうか…。ユイちゃんは、南竜一のコト……)