………
……
“事故現場”の隣にあったユイの病室に、ユイと美奈子は強制送還されました。
いかにも肝っ玉の据わった、という風な熟年の看護婦は
「点滴入れたままなんだからね!」
と二人を怒鳴りつけます。
いえ、美奈子は被害者なのですが…。
「すみません…」
ユイは頭を掻き取り繕いの笑顔を作ります。
「で、でも元気って証拠ですから…」
美奈子が言いました。
「看護師のあなたが言いますか!?」
「すみません…」ユイと全く同じように頭を掻きました。
厳しい視線を数秒浴びせ、まったく、という悪態を残してその看護婦は部屋を後にしました。
「で、本当にもう全然元気なのね?」
美奈子とユイは別病棟ではありますが、同じ階ということで、この二日間に親交を深めていたのでした。それに…
「達也くんは?」
そう。二人の共通項として達也の事があったのもまた、少なくない友好の助力になっていました。
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“事故現場”の隣にあったユイの病室に、ユイと美奈子は強制送還されました。
いかにも肝っ玉の据わった、という風な熟年の看護婦は
「点滴入れたままなんだからね!」
と二人を怒鳴りつけます。
いえ、美奈子は被害者なのですが…。
「すみません…」
ユイは頭を掻き取り繕いの笑顔を作ります。
「で、でも元気って証拠ですから…」
美奈子が言いました。
「看護師のあなたが言いますか!?」
「すみません…」ユイと全く同じように頭を掻きました。
厳しい視線を数秒浴びせ、まったく、という悪態を残してその看護婦は部屋を後にしました。
「で、本当にもう全然元気なのね?」
美奈子とユイは別病棟ではありますが、同じ階ということで、この二日間に親交を深めていたのでした。それに…
「達也くんは?」
そう。二人の共通項として達也の事があったのもまた、少なくない友好の助力になっていました。


