――――
―――
――
「はい、美奈子ですが…」
美奈子は呼ばれるまま、ナースステーションの電話を取りました。彼女自身看護婦ではありますが、昨日今日は入院患者です。
小児病棟と一般病棟の間にあるそのナースステーションからは、隣のプレイ・ルームから子供達の笑い声がよく聞えました。
そんな声のせいで彼女の中には
(達也くんも、ああして遊んでいてくれれば良いのだけれど…)
などという思いが彼女を暖めましたが、それもつかの間――
「ええ? く、来るの、ここに…!?」
――と、電話から伝えられた事実に美奈子は息を飲みました。
南竜一が来る…!!
一昨日ついに姿を表した、『雷王』の少年…!
恐怖で呼吸が引きつりました。
「わ、分かりました。ユイちゃんと達也くんを連れてすぐに逃げます。職員用の駐車場に友人の車が駐車してあ――」
「え、大丈夫ですって? ま、まさかそんな…」
ドラグーン・オブ・ザ・ライトニングが来る…。しかし裕は意外にも、大丈夫だ、と言うのです。
「――いえ、裕さんがそういうなら信じますけど…」
彼女の後ろではFAXが、その少年の顔を描いています。
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「はい、美奈子ですが…」
美奈子は呼ばれるまま、ナースステーションの電話を取りました。彼女自身看護婦ではありますが、昨日今日は入院患者です。
小児病棟と一般病棟の間にあるそのナースステーションからは、隣のプレイ・ルームから子供達の笑い声がよく聞えました。
そんな声のせいで彼女の中には
(達也くんも、ああして遊んでいてくれれば良いのだけれど…)
などという思いが彼女を暖めましたが、それもつかの間――
「ええ? く、来るの、ここに…!?」
――と、電話から伝えられた事実に美奈子は息を飲みました。
南竜一が来る…!!
一昨日ついに姿を表した、『雷王』の少年…!
恐怖で呼吸が引きつりました。
「わ、分かりました。ユイちゃんと達也くんを連れてすぐに逃げます。職員用の駐車場に友人の車が駐車してあ――」
「え、大丈夫ですって? ま、まさかそんな…」
ドラグーン・オブ・ザ・ライトニングが来る…。しかし裕は意外にも、大丈夫だ、と言うのです。
「――いえ、裕さんがそういうなら信じますけど…」
彼女の後ろではFAXが、その少年の顔を描いています。


