美少女戦士 イグニス・ドラグーン・ユイ!

 「はい、確かに。無いのではないかと…」
 Kは車の窓から双眼鏡を構えながら、本部の皆に告げました。
 「なんか…少女と一緒なんです。なんでも部活がどうとか…。私、読唇術は苦手ですけど」


 「部活?」
 と、怪訝な表情のQ。
 一瞬、ノイズのせいで聞き間違えたのかと思いました。
 確かにこの状況にあって『部活』とは地球の裏側の言葉に思えます。


 「バレーボール部だろ、竜一は。清中(清水塚中学)の」
 裕は手近の資料に目を走らせました。
 「ああ、ホラ。やっぱり、ユイと同じ部活だ」


 「皮肉ね。まさか、そんな近くに『ゼウス』がいるとは。まぁでも、私もKの言う通り、攻撃の意志はない気がしますね、勘ですけど」