――――
――…
上空では雷雲が、というより『雷竜』の電場に引き寄せられた水滴が雲を成しそれが、竜一を迎え入れました。
竜一の脳が、日本中の(半径700キロほどの範囲の)人々の脳内活動と直結する瞬間です。
雷雲は人々の脳内活動の微弱な電流を受信するアンテナのようなものでしょう。
しかし、今日はいつもと異なりました。
「これは…!?」
と、竜一は“聞き覚えのある感情”を見つけ出しました。
「そうか、これは達也くんだ…!」
と次の瞬間、『雷竜』が背中を反らし、
【グギャァアア!!】
と。自身の威武を確かめるように咆哮しました!
――敵意!!
「なに? もう一人いるのか?」
そのただならぬ『雷竜』の様子を見て、竜一は気付きました!
「誰だ……!!」
竜一は、凍るような純白をした『ドラグーン・クロス』の長い袖を翻します。
「いこう!そこに(図書館に)! そこから僕を惑わすノイズが出てる!」
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上空では雷雲が、というより『雷竜』の電場に引き寄せられた水滴が雲を成しそれが、竜一を迎え入れました。
竜一の脳が、日本中の(半径700キロほどの範囲の)人々の脳内活動と直結する瞬間です。
雷雲は人々の脳内活動の微弱な電流を受信するアンテナのようなものでしょう。
しかし、今日はいつもと異なりました。
「これは…!?」
と、竜一は“聞き覚えのある感情”を見つけ出しました。
「そうか、これは達也くんだ…!」
と次の瞬間、『雷竜』が背中を反らし、
【グギャァアア!!】
と。自身の威武を確かめるように咆哮しました!
――敵意!!
「なに? もう一人いるのか?」
そのただならぬ『雷竜』の様子を見て、竜一は気付きました!
「誰だ……!!」
竜一は、凍るような純白をした『ドラグーン・クロス』の長い袖を翻します。
「いこう!そこに(図書館に)! そこから僕を惑わすノイズが出てる!」


