「愛莉亜、もう着くぞ。」 健があたしにそう言うけど… ここ何処? Where is here? うん。 英語が飛び出すくらいわかりません。 キィー ゆっくりと車が止まる。 「ほら降りろ。」 「う、うん。」 あたしは健が差し出す手を掴み車から降りる。 そのまま健に引かれながら歩く。 「荷物は…?」 そう言うと健は後ろをちらっとみて、 「三池が持ってきてる。」 と言った。 三池さん…重くないですか…?