俺は衣裳部屋へ通され、白いタキシードを着る。 普段が白の制服何だけどな…… 「健様、一日早いですがお誕生日おめでとうございます。」 「ありがとうございます。」 俺はすれ違う人に言われるたびに、しっかりと頭を下げる。 今まではパーティーなんか無かったのに… たぶん跡継ぎが俺に決まったからなのかもしれないけど。