言い終わらぬうちに、少しだけ背伸びした麻紀は、見下ろす小菅の唇を奪った。
一瞬、ほんの一瞬。
目を見開いた小菅だったが、麻紀の気持が余程嬉しかったのか、
「嬉しい。本当に嬉しい」
麻紀の名前を連呼しながら喜びを隠そうとはしなかった。
「いいんですか?本当に、いいんですか?
あとから『何すんのよ!』とか言いながら殴らないで下さいよ」
冗談を言いながらもしつこいくらいに確認すると、麻紀の顎をクイッと持ち上げた。
「もう後戻りはできませんよ。覚悟してくださいね」
そう呟くと、小菅の指が、麻紀の唇を侵食していった。
その動きに応えるように、小菅の細い指先に舌を絡ませた。


