今まで付き合っていた男には感じなかった情のようなものを、相澤には感じるからだ。 彼氏がいてもどこか冷めた部分のある麻紀だったが、今回ばかりは違った。 相澤の前だけは、麻紀も可愛らしい「女」に変身する。 いつもの、毅然とした、強い女ではなく。 こんな姿を家族が知ったら、どう思うだろう。 相澤に抱かれながら、ふとそんなことを思った。 あまりのギャップに腰を抜かすだろうか……。 うん、そうかもしれないな。 と、相澤の背中に回した手に一層力を込めた。