腰を90度も曲げたような白髪のおばあさんの手を取り、大きな風呂敷包みを持つ彼女。 スーツ姿に唐草模様の風呂敷だなんて、夜逃げのつもりか? それとも、笑いを誘ってるのか? 目立つだろう、誰が見たって。 どう見たって、おかしな取り合わせだ。 気になった小菅は、エスカレーターに飛び乗り、渡辺のいる反対ホームへと向かった。 乗り換え通路に到着すると、ちょうどエレベーターが開き、中から彼女とおばあさんが手を繋いで出てきた。