月と太陽

足を見たエセルは驚き、
息を飲んだ。


かかとが大きく腫れ、
真っ赤になっていたのだ。


このままじゃ当分
歩けそうにない。


フェリアは心配そうに自分の足
を見ているエセルに
無理ににっこりと
笑いながら言った。


「私は大丈夫よ。
今夜ゆっくり休めば
明日あたりには
痛みはひいてるだろうし。
それよりもエセルは
大丈夫なの?」


エセルは自分を悔やんだ。


痛む足を必死に引きずりながら
歩いているフェリアに
気付かなかったのだから。


しかもそんな自分を心配してくれるフェリアに申し訳なかった。