「でも水晶に触ってからあとはどうするんですか」


フェリアがレオルに聞いた。


レオルはニヤッと笑いながら「行けば分かるさ」と言った。


その時、ふとエセルは思った。


誰かに似ているなぁと。


しかしそれが誰なのか思い出せない。


「では三人共、健闘を祈る」


レオルの言葉で三人は同時に動き始めた。


薄暗い洞窟に向かって――…