エセルも考えながら食事をした。


最後の一口を終えてナイフとフォークをお皿の手前においた。


二人はすでに終わっていたため二人も席を立つ。


エセルも続けて立つとシャインのいる扉へ向かった。


「明日の試練頑張って下さい」


エセルが振り向くとシャインがにっこりとした笑顔で言った。


エセルは驚いた。


この屋敷に来て初めてシャインが笑ったのだ。


エセルはまるで自分の事のように嬉しくなった。


扉をぬける時、エセルはにっこりと笑った。

「ありがとう」


優しく言ったエセルは前にいるサスティンとフェリアに追いつこうと小走りになりながらも廊下を駆けて行った。