月と太陽

そんな三人ををよそにレオルはドアにもたれ掛かりながら、低く落ち着いた口調で言う。


「明日、町長が戻られる。それまでこの部屋で待機していてくれ。あとは頼んだぞ、シャイン」


そう言ったレオルはドアを開け、出て行った。